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アメリア ボールダー市の環境視察 ボールダー市
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ボールダーという街は、オープンスペースプログラム(環境面)、ロハス(健康面)、ファーマーズ・マーケット(健康面)など行政と市民、両サイドが共通の意識を持って持続している理想的な街です。2007年にアメリカ疾病予防管理センター(Centers for Disease Control and Prevention:CDC)が行った調査で、アメリカ全国で一番肥満度が低い州がコロラドだと発表しました。多くの環境・健康ビジネスがこの街で生まれ、現在は「ナチュラル産業のシリコンバレー」とまで呼ばれるようになったボールダー市の環境視察を実施します。

 

コロラド州 ボールダー市について

スペーサー

ロッキー山脈の麓にある、標高1,655m、面積27.8スクエアマイルという広さの市です。自然豊かで全米で最も暮らしやすいまちの一つと言われていています。人口は83,432人(2005年US Census)で、2000年の94,673人から約1万人減少していますが、それは町の人気が上昇し住宅取得価格や家賃が値上がりしたのが要因です。

 
■特徴    
(1) 白人比率 : 86%(米平均75%)
(2) 高学歴 : 大卒以上70%、コロラド大学や国の研究機関もあり、研究者や学校関係者が多く集まっています。
    またノーベル賞受賞者を4人(物理3人、化学1人)も排出するなど高学歴者が多く住んでいます。
(3) 職業 : コロラド大学関係者が7,500人、ハイテク企業も多く存在しています。
(4) 世帯年収(ファミリーインカム) : 平均75,945ドル(米平均55,832ドル)
(5) 住居価格(所有) : 457,400ドル(平均167,500ドル)住宅の取得価格も高い。
 

オープンスペースプログラム-①

スペーサー

ボールダー市としては、全米で最も早く税金による予算を自然保護に使った都市として知られ1967年から、「オープンスペースプログラム」をいち早く導入。市が町の周辺43,000エーカー(約1740ha)を買い上げ、グリーンベルトにしています。土地買い上げの資金捻出は、比較的高い消費税(約7.8%)からや寄付金など150百万ドル(約174億円)がこの費用に充てられました。自然を守ると共に市民に散策路として開放しています。

スペーサー

このプログラムが始まった経緯は、『街の成長を野放しにしてはいけない!』という成長抑制策。第二次世界大戦後、20年間で4倍に人口が増えたことにより、生活の質が悪化するというのをボールダーの人々の思いから、市民の賛同を得て、次々とオープン・スペースの買い上げが展開されていきました。市民共有の土地として未来永劫守っていこうというものです。「緑の城壁に囲まれた要塞」、「ボールダー人民共和国」と愛情を込めて呼ぶ人々も多く、コロラド州有数の突出した税負担も、このような政策に遣われるのであれば住民もウェルカムの雰囲気です。

 

オープンスペースプログラム-②

スペーサー

建築許可を極度に制限することによって、人口調整をし、土地の無駄な開発による自然破壊を防ごうとしていることから不動産は周辺の他市よりも割高になっていますが、町そのものは自然志向ムード になっています。1971年には、建物の高さ制限を行い、76年には人口抑制策を導入しています。2002年には「京都議定書」を承認し、2004年には24%削減する目標を掲げていました。気候変動に対する市の行動計画として次の3つの取組を行っています。

 
(1) エネルギー効率を高める
(2) 再生可能エネルギーへの転換
(3) 自動車利用を減らす
スペーサー
 

オープンスペースプログラム-③  「歩行者優先の街づくり」~ボールダーの人々は、とにかく歩くことが好き~

スペーサー

オープンスペースは、ロッキーマウンテン国立公園の2倍の広さ。散策路(トレイル)としてウォーキングやホースバック・ライディング用に開放されています。市民共有の財産であるこの散策路(トレイル)の数は287もあり、毎年550万人が平日・休日問わず利用しています。

健康、環境に関心の高いボールダーの市民は、スリムな人が多いのが特徴です。肥満率の低さでも全米トップクラス。コロラド大学では、スローウォークという研究が進められており、「激しい運動よりも、ゆっくり歩いたほうが痩せる」という結果も出ています。

 
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